壮大な歴史

壮大な歴史

どんな状況になっても行きたい

ギリシャが経済危機に瀕したことによってその後観光客がドンドン減っていくだろうと誰もが思ったが、最悪の事態こそ回避できたことも関係してか、観光旅行で訪れる人の数も上昇傾向へと数字が示されるようになった。観光地には全くの非があるわけではないが、ただ生活苦に苦しむ地元住民にしてみれば、訪れた観光客が笑いながらお金を使っている姿というものを見れば、憎悪に近い感情を持たせる要因に繋がるかもしれない。そうなれば治安の悪化は免れず、観光客を中心に犯罪が集中的に発生するといった恐れも十二分にあった。

だがそれでもギリシャへと訪れる人が増えているのは、周辺諸国と比べれば夏場の快適なバカンスと有史が始まったばかりの頃から続く史跡の数々、それらを生涯一度は見聞したいと願う人の強固な意志の前に治安の悪さという物は概ね関係ないのかもしれない。勿論自己防衛する事を前提にしてもだ、まぁ本当に自分の身に何かが起こると考えて行動している観光客というのも、早々いないのが現実かもしれないが。

そんなギリシャの中でもやはりここアテナのアクロポリスに訪れて見たいと思うはず、何故なら誰もが習う世界史の中で必ずといって良い有名すぎる世界遺産がここにはあるからだ。

パルテノン神殿の存在

アテナのアクロポリスの中で最も人気が高い史跡といえば、何を差し置いても『パルテノン神殿』を蔑ろにすることは出来ないはず。筆者も一度はこの肉眼で視認出来る距離から観光して見たいと思っている。パルテノン神殿といえば、いわずと知れたギリシャ神話における主神ゼウスの一人娘、戦いと知恵の女神として崇められている『アテナ』を讃えて建造されたものだ。ギリシャ神話ともなればそれこそ一般常識としても知られているほど、世界的に有名な御伽噺の事実であり、日本でも数多くの創作作品に多大な影響を与え続けているものだ。その女神が祭られている神殿に訪れる人の数も、やはり例年を通して十分多いといえる観光客が訪れている。

ちなみに、この『パルテノン』という名称がどういう意味を持って名づけられたのかというのは、女神アテナに由来しているある点を元に名づけられた。それはアテナが生涯その『純潔』を守り通したこともありギリシャ語でパルテノン、つまり『処女宮』とも別名呼ぶことが出来る。些か卑猥とも取れる表現かもしれないが、あくまでアテナの高潔さを表現しての崇高さが関係しているので、別段猥褻を目的としてその名をつけたわけではないだろう。またこのパルテノン神殿にはこの処女宮と呼ばれるようになった特別な部屋が設けられているといわれているが、実際のところはっきりとした史実は判明していないという。そもそも何をする部屋だったのかとも気になるところだが、ここではあえてその点については言及しないでおこう。

ランドマークとしても機能

パルテノン神殿はアテナの中でも最大の観光地として知られており、また地元住民としても観光視点からすれば神殿はアテナ全体を見通した中でランドマークとして見られている。色々とアテナの観光情報を探ってみると、やはりアテナを観光するとなったらここパルテノン神殿を始めとした様々な遺跡が存在しているアクロポリスから始めることが進められている。観光地として巡るための共通チケットを購入すればアクロポリス内にある観光地としてパルテノン神殿の他にも、

  • ・ディオニソス劇場
  • ・ゼウス神殿
  • ・ローマンアゴラ
  • ・古代アゴラ
  • ・ケラミコス
  • ・アドリアヌスの図書館

などへも、チケットを購入していれば4日間を利用して訪れることが出来るようになっている。その機会を無駄にする暇はないとすれば、有効に観光名所を巡って充実したアテナ観光を楽しむなら、より計画性を持って行動した方がいいだろう。

アテナの見所はこれだけではない

史跡を巡る楽しみも勿論あるが、街の歴史だけを見ても日本とは比べ物にならないような情緒溢れる街並みとなっている。散歩するならうってつけの『ブラカ地区』はもちろん、リカヴィトスの丘がある『南麓コロナキ地区』などにも時間の許す限り行ってみたいものだ。

ここではアテナのアクロポリスだけを紹介することになったが、それでもまだこのアテナの魅力を知るには本当の意味で一部しかない。やはりその進化を感じるには現地に訪れて実際に肌身で感じられたときこそ、来て良かったと初めて言えるだろう。