キリスト教において伝説的な島

キリスト教において伝説的な島

キリスト信者にとってはまさしく聖地

サントリーニ島についての説明を非常に簡潔に済ませているではないかと不満に覚える人もいるが、先に進ませてもらう。元々その島は観光地としては有名すぎる島なので今さら何を紹介しても新鮮味がないため、違う島を紹介することで有名どころでなくても違う島へ行くことも楽しいのだというのを、ここでは知ってもらいたい。ギリシャという土地を考えれば歴史という観点では勿論だが、そもそもその歴史を語る上であまりに重要なものを現代にその影響を残している物がある。それは『キリスト教』だ。イギリスで語られているキリスト教とは少しばかり系統は異なっているが、根本的な部分ではそこまでの違いはそこまでないだろう。

ギリシャもそういう点を上げればがちがちのキリスト教国家として知られている代表的な国でもある。日本人はまだ宗教という観点ではそこまで凝り固まった宗教感を持っていないため柔軟に受け入れることも可能だが、他宗教を信奉している、特にイスラム教などになれば忌むべき敵と認識している傾向もあるのではないだろうか。そもそもキリスト教の国へと自ら進んで足を踏み入れる人もいないと思う。

キリスト教を信奉していない人にすれば興味がない話かもしれないが、この島は信者にしてみれば伝説が生まれた場所としてその名を残しており、また教徒としてもその偉大な歴史を知ることでよりキリストが偉大な存在だったことを再認識することが出来る島なのがここ、『パトモス島』だ。

ヨハネが島流しをされた島

この島がキリスト教にとって伝説と言われているのは、キリストの弟子の一人である『使徒ヨハネ』が当時の帝王ドミティアヌスによって島流しをされた場所で、この島で彼は生涯を終えることとなる。しかし彼は流されたここパトモス島に流された後に著作したものがある、それが文献的にもその名を構成に伝えている『ヨハネの黙示録』をこの島で書き上げることとなるのだった。また島流しにされた身だとしても、ヨハネという存在はやはり大きかったようで、彼を讃えた修道院が後に建設されており、それらは後にユネスコの世界遺産としても登録されることになる。

ガイドさんが息巻くほど

何気に凄い島だというのを理解してもらえたら幸いだ、ただその偉大さは現地の人ほどそれを理解しているというもの。だからこそこの島に訪れた観光客がガイドからの案内を聞いていると、信者ではない人からすればそこまで興奮することかと、少し圧倒される場面に立ち尽くすときもあるかもしれない。

この島を訪れたことがある人の感想の中に、島とそしてヨハネがその生涯を終えることになる洞窟などの説明をする際に、興奮を隠し切れないような形で説明したというのだ。その言葉の中にはどのように通訳をすれば正しいのかと、思わず通訳として同行したスタッフが戸惑ってしまうなどと、そんな状況が見られているという。どうしてそこまでになるのかというのを説明すると、ヨハネの黙示録を執筆することになるヨハネが神からの啓示を受ける際、その時に神はギリシャ語を使用していたというのだ。それこそギリシャ人は誇りにすべきことだと述べているという。分からなくもないが、少々偏見じみた説明を受けてしまうかもしれないため、あくまで言葉の絢として受け止めておいた方がいいだろう。

キリスト教に興味があれば訪れてみたい

パトモス島は観光地としてはそれほど日本人の間では有名ではないかもしれないが、キリスト教徒にすればこの島を訪れないでキリストを崇めるなど不可能、もしくは彼の弟子となって不浄な世界を正しく導こうとした使徒達を理解するのは出来ないとも言われているはず。

キリスト教に改宗しろといったことではないが、ただ純粋に知識として留めておきたいと考えているのであれば、こちらに訪れてヨハネが最後に何を残したかったのか、それを体験しに行ってみるといいだろう。