治安について

治安について

身の安全は自分で守る、が第一前提

ギリシャへと観光する分にはもちろん問題など存在しないが、海外旅行をする際には絶対に気をつけなくてはならないのが自己防衛というものを強く意識することだ。日本人はどうしても危機管理が薄いといわれてしまうが、よく理解している。筆者の知り合いも度々苦言しているのが、街中で財布片手に歩いているOLを見かけると、どうしようもなく用心が無さ過ぎると常に述べていることから分かるが、とにかく自分が犯罪に巻き込まれるといった意識を持っていないからだ。日ただそれが海外ともなれば日本人のような意識が低い観光客は、まさしくカモネギ状態でしかない。

どこに行くにしてもそうだが、出来るなら日本にいるときであっても常に自分の身がいつ危険に曝される可能性があるというのを意識する必要性を感じていなければならない。ギリシャにおいてもそうだ、比較的安全と言われている国だが、少しでも油断しているとあっという間に貴重品すべてが盗まれてしまうという被害も実際に出ている。ギリシャで犯罪を行なっている人にとって、旅行で来ている人間ほど標的にしやすいからこそ、自分の身は自分の身で守ることを意識しつつ、観光を楽しむのが主となる。

今のギリシャは

以前までのギリシャ、つまり経済危機に瀕するまでは比較的地中海付近の国と比べると平和な国として言われていた。それは外務省で公開されている世界各国の治安情報サイトでも掲載されていることだが、ここ数年は周辺諸国から流れてくる不法入国者が増加しているなどの諸問題が確認されている。そうした人達が都市部を中心とした場所で活動を行うようになってしまい、ギリシャの国家警察が常に警戒しなければならない事態になっている。

単純に不法入国しているだけなら日本でも同じような問題を抱えているが、そうした人々が集団となって犯罪組織を形成することが一番の問題点となっている。ギリシャはここ数年からその問題が顕著に出てきてしまった事もあり、ギリシャ国家警察もまた取締りを強化する必要がある状況になる。

常に身分証明できるようにする

ただこの警察活動によって観光客だからといって、見過ごせない、もしくは実際に被害に合う可能性が高い顛末を迎えてしまうこともあるという。それは警察がここ数年で実際に行っている掃討作戦『クセニオス・ゼウス作戦』についてだ。この作戦は国内で訃報滞在している移民を一斉検挙し、国外追放を行うためのものだが、その取締があまりに極端・横暴といったように正当な理由で滞在している人々にも悪影響を及ぼし始めている。

中にはキチンと手続した滞在証拠となる書類を提出しても、確認が取れるまで解放しないとする動きが強いと言われている。警察としてはあらゆる移民も手続を踏んでいなければダメだと一蹴されてしまうことも、頻繁にあるという。日本人がその対象にならないとは限らない。その場合、キチンと身分と入国許可書を始めとした正規の書類を持参していることが進められている。ただそれを見せれば解決する保障も無く、警察に連れて行かれて長時間拘束されてしまうといったことにもなりかねない。

犯罪とはまた違った危険性だが、ギリシャの現状で警察の動きが横暴化の状況を事細かく報告されているため、そういった意味でも用心するに越したことはない。

テロ事件も確認されている

通常の犯罪もそうだが、ギリシャではテロ行為なども確認されている。この話は日本人にとっても関係のない話ではない、リアルタイムでも日本人2人が別の地域で人質とされ、身代金を要求されるという状況にもなっている。日本においてテロという言葉も希薄だが、ギリシャも経済危機を迎えるまではそれほど活発に見られるような国ではなかった。だがそれも金融危機という契機を境に、国内情勢は一転して警戒態勢を敷かなければならないほど、緊迫した状況に追い込まれてしまう。

無論テロといっても様々だが、ギリシャの国として現体制を受け入れられない極左思想を持っている集団も存在しているため、根本的な部分ではテロ活動は以前から行われていた可能性がある。ただそれが顕著なほどに確認されるようになったのも、ここ数年からといえる。観光だからと訪れていればそんなことに巻き込まれることはないと高を括るなど前代未聞、いついかなる時にどのような事態が巻き起こるか予測がつかないからこそ、海外旅行で非常事態に遭遇しても冷静に対応できるような思慮を持っていなければならない。

自己責任だからという言葉では片付けられない事態をどう受け止めるかは残念ながら個人に委ねられてしまうが、意図的に危機回避することも可能なのでせめて注意だけはしてもらいたい。